NB1

IDAS NB1 フィルター

「IDAS NB1」は、比較的撮影しやすい波長域の輝線星雲
「Hβ域」「OIII域」「HαとNII域」
コントラストが良くなるよう撮影できるナローバンド薄膜干渉フィルターです。
ワンショットカラー撮影に最適です。

バンドパス半値幅は "短波長側が約"32nm" "長波長側が約20nm" です。
分光透過率特性を "長波長側" に意図的に配置し
斜めの入射光に対する分光特性の “短波長シフト" に余裕を持たせました。


例えば、平行光束において入射角が14度以内であるか
レンズ後ろの収束光内でF値が2以上(レンズによってはF1.4以上)であれば
星雲輝線(「Hβ域」「OIII域」「HαとNII域」)の透過をほぼロスなく維持することができます。

物理特性

薄膜はIDASの定番技術である高密度高耐久エージングレス
IGAD (Ion-Gun Assist Deposition=イオンガンアシスト蒸着)でコーティングされます。
この技術は干渉フィルターの心臓部である多層薄膜を高密度化するもので
従来の多層薄膜で得られない物性が得られます。

薄膜の耐久性が高く、薄膜の硬さは石英ガラスに匹敵します。
多層薄膜とフィルター基板の密着性も著しく改善されています。
温度、湿度による分光特性の経時変化
人間が生活している環境内では全くと言って良いほどありません。

注意事項

本製品は干渉フィルターです。
光線入射角による分光特性の変化があります。
下記ご利用方法をお読みください。

レンズの前方にNB1を設置した時

光線入射角14゜(画角34゜)以内のレンズでご利用ください。

レンズとカメラ間にNB1を設置した時

カメラの撮像素子サイズがAPS-C
※バックフォーカス40mm以上、F値2以上以のレンズを使用すれば
(※フランジバックフォーカスではありません)
フィルターに対する光束の平均最大入射角は約14゜以内に収まり
レンズの画角制限はほぼ無くなります。

※但しレンズ後玉が小さいほど平均最大入射角14゜を越えていく可能性が高まり
画像周辺では星雲輝線透過率が低下していきます。

50mmF2.0

28mmF2.8

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